新しい和食屋さんでも出来るのかなって、工事中に覗いたのは去年の秋だったか。
11月にオープンした時にもその前を通ったら、
届いていたお花の贈り主の数々の有名店名に驚いて、
ここは良さそうだとチェックしていたのが『恵比寿 くろいわ』だった。
すでに訪問された友人達から聞く感想もすこぶる良く、
年が明けたら早々に行きたいと思っていたら、
アノ“石田屋”を開ける食事会の話をいただいた。
通りから店内が見えないように扉の正面に壁を作った入口を入ると
小庭のようなスペースがあって、
そこから更に扉を開けて店内へ、そして洗面所へ厨房へと進む造り。
“間”をおくこの空間は京都のお料理屋さんを感じる。
コートはここで預けられるし、トイレの出入りも気にならないし、
食事をしている方々の邪魔にも妨げにもならない。
拘りがいい。
カウンター席(8席)の後ろを通って、5人なので今回は奥の個室(6人まで)へ。
まだ新築の檜の香がほんのり感じる落ち着いた雰囲気のお部屋。
体格のいい人が揃うと6人座るのは厳しいかと思うけど(この日も若干二人ほど)、
空間はゆったりしているので思うほど窮屈感はなかった。
コースのみのお任せ料理は
「新年なので」と福が沢山という意味の“大福茶”からはじまり、
金粉の入った“おとそ”もいただき乾杯。
久しぶりに会う方々ばかりで(私は)、
お元気そうな様子に安心して、懐かしい掛け合いも聞いているだけで楽しい。
元気でいるのが一番だと、つくづく。

料理は“白味噌お雑煮”から。
優しいお味に次に何が出てくるのかと期待しつつ、
日本酒は福井・黒龍酒造の純米大吟醸“石田屋”を早速!

「日本酒のロマネコンティ」とまで言われている貴重で高価な“石田屋”。
美味し〜なぁ♪
初めて飲んだけど、喉通りがスッキリしていて綺麗な日本酒だ。
飲めて嬉し〜!!
けど、1本空くのが早かった〜。
さて、続く料理は、
“海老芋の揚げ”
「ん」が名前に二文字付いている食材が入っているという“七種の宝”
“雲子のお椀”
お刺身は“金目鯛と寒ぶりの燻製”
“お節”
“鴨と下仁田ネギの焼き物”
盛り付けは美しく、「ん」と付いた食材て何だろうと場が沸いたり、
“お節”は食材の意味を書いた巻紙が添えてあって、
今年自分の一番望む意味の食物を最初に、と言われて選んだり、
(例えば“御多福豆”=「たくさんの福」とか“田作り”=「魔除け」とか)
遊び心は楽しい。
でも、正直『御料理はやし』さんの“
お節”を食べたあとの私としては、
他の料理が食べたかったなぁ。
温かいものとか。
年明けの一月だし、個室対応として考えての内容なのかもしれないけど、
ちょっと残念だった。
〆の土鍋で炊いた“白飯”はさすがに美味しく、
おこげが食べたいばかりに“お漬物の盛り合わせ”で三膳(軽くね)も食べちゃった!
そして“お抹茶”とこの季節ならではの“花びら餅”、
最後は甘くコクのある日本酒。
不満は残ったけど、いい店なのはよくわかった。
次回はカウンターで春の食材が出てくる頃にかな。
『恵比寿 くろいわ』
渋谷区恵比寿1-35-3
電話 03-5793-9618